日本には、ありとあらゆる自然現象や畏怖の対象に対して「神」と崇める風習がかつてあった。その後、「神」は「妖怪」となって人々に親しまれるものの、現代ではそんなことも忘れ去られようとしている。しかし、「妖怪」は今や麺が入った「汁モノ(ノケ)」として概念だけが残さ、それが読み解かれることによって世に解き放たれるようになった。日本に麺料理(蕎麦・うどん・パスタ・ラーメンetc)が数多く存在するのは、そのため。


『スープの水鏡』は、妖怪の概念が宿った「汁モノ」の証拠写真を集めて実体化した妖怪を調査する、ソロのフードフォトジャーナリングRPGです。歩いたり(スケートボード、車椅子、自転車、ローラーブレード、バイク、電車、車など何らかの方法で移動)、写真を撮ったり、ゲームの中心となるメカニズムである占いシステムに応じてメモを取ったりして遊びます。

◆ ゲームに必要なもの

◆ ゲームの遊び方

本作は、汁に使った麺類が食べたくなるところから始まります。自分で料理しても、お店に食べに行ってもよし。自分の目の前にどんぶりが置かれたら、その写真を撮ってください。写真の枚数に制限はありません(できれば、1〜3枚)。1回の探索で終わることもあれば、何度も繰り返す可能性もあります(その場合、最初に写真を撮影したのと同じ料理を食べること)。「証拠」か「噂」どちらかを3つ見つけたら、今回の調査は終了です。

◆>> 花札

花札は、「汁モノ」調査で得た情報を解釈するための中心的なツールです(100円ショップの商品を入手しておきましょう)。48枚1組を一山にまとめて(山札)、よくシャッフルしたあとに上から4枚を抜き取ってポケットか紐のついた袋に入れます。

◆>> 真実を探る

花札を使った占いのやり方は、ポケットや紐のついた袋から無造作に1枚札を取り出します。そのとき、表裏をキチンと確認して内容を解釈します。これは写真を撮る前でも後でも好みのタイミングで行うことができます。この占いは、あなたが発見する妖怪についての真実を表しているかどうかを決めるのに役立ちます。